うどん県として親しまれる香川県は、日本で最も面積の小さい県ながら、四国水族館・NEWレオマワールド・金刀比羅宮・小豆島・栗林公園など、子どもから大人まで満足できる観光資源がぎっしり詰まった県です。瀬戸内海を挟んで岡山県と瀬戸大橋で直結、新幹線+快速マリンライナーで東京・大阪方面からのアクセスも良好。さらに、讃岐うどん、骨付き鶏、オリーブ料理など、子どもが喜ぶグルメも豊富。2020年にオープンした四国水族館は四国最大級のスケールを誇り、レオマリゾートでは遊園地+ホテル+温泉が1か所で楽しめます。本記事では、0歳の赤ちゃんから小学生まで安心して楽しめる香川県の観光スポットを、具体的な料金・所要時間・ベビー設備の情報とともにご紹介します(情報は2026年4月時点の調査結果。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください)。
香川県が子連れ観光におすすめな理由
香川県が子連れ観光先として選ばれる最大の理由は、「コンパクトに多彩な体験が詰まっている」という点。日本一小さい県という地理的特性は、子連れ旅行にとって「移動距離が短い」という最大のメリットに変わります。高松市から琴平(金刀比羅宮)まで約40分、高松から小豆島まで船で60分、高松から四国水族館まで約1時間——ほとんどの主要観光地が1時間以内で移動できるため、子どもの疲労や機嫌を気にせず柔軟な旅程が組めます。
次に、「新しいエンタメ」と「伝統的な名所」の絶妙なバランス。2020年オープンの四国水族館は最新設備で家族に大人気、一方で、金刀比羅宮の石段、日本三名園の栗林公園、小豆島のオリーブ公園といった歴史・文化名所も揃い、1回の旅行で「遊び」と「学び」をバランスよく楽しめるのが香川の強みです。
第三に、ご当地グルメの充実。讃岐うどんは子どもに人気のメニューで、「うどん打ち体験」「セルフうどん店巡り」など、食べることが学びや遊びになる珍しい県です。小豆島のオリーブ料理、丸亀の骨付き鶏、綾川のしょうゆ豆など、各エリアごとにファミリーで楽しめる名物が揃います。
子連れ観光で選ぶエリア別特徴
香川県は大きく高松エリア、丸亀・坂出・宇多津エリア、琴平・善通寺エリア、小豆島エリアの4エリアに分けられます。
高松エリアは、栗林公園、屋島、玉藻公園(高松城跡)など歴史文化スポット、サンポート高松の港湾エリアが中心。高松空港からのアクセスも良好。
丸亀・坂出・宇多津エリアは、四国水族館、NEWレオマワールド、瀬戸大橋記念公園など、家族向けエンタメが集中。
琴平・善通寺エリアは、金刀比羅宮(こんぴらさん)を中心に、空海ゆかりの善通寺、キジヤの森公園などの自然スポット。
小豆島エリアは、フェリーで渡る自然豊かな離島。オリーブ公園、エンジェルロード、二十四の瞳映画村など、独自の時間が流れる癒しのエリアです。移動はレンタカーが最も便利ですが、高松・丸亀間はJR予讃線で効率よく移動できます。
香川県の子連れで楽しめる観光スポット【2026年版】
1. 四国水族館(宇多津町)
2020年にオープンした四国最大級の水族館。JR宇多津駅から徒歩約12分。入館料は大人2,400円、小中学生1,300円、幼児(3歳以上)600円、3歳未満無料(料金は公式要確認)。所要時間は3〜4時間。対象年齢は0歳〜小学生全年齢OK。1日3回行われる瀬戸内海をバックにしたイルカプレイングタイムが大人気。2階のフリースペース「天空の景」からは瀬戸大橋と瀬戸内海を一望できる絶景も。年間パスポートは13ヶ月利用でき、館内買い物10%オフ、ソフトクリーム半額などの特典つき。授乳室・オムツ替え台・多目的トイレ完備、ベビーカー貸出あり。完全屋内(一部屋外展示)。混雑する週末は開館直後の訪問がおすすめです。
2. NEWレオマワールド(丸亀市)
中四国最大級のテーマパーク。JR讃岐塩屋駅から送迎バス等。入園料は大人(中学生以上)1,900円、子ども(2歳〜小学生)1,300円、フリーパス(入園+アトラクション乗り放題)は大人4,400円、子ども3,900円前後(料金は公式要確認)。所要時間は半日〜1日。対象年齢は1歳頃から小学生まで。「アジアの国々」の歴史的建造物を再現したオリエンタルトリップエリア、30種類以上のアトラクション、パレード、ショー、四季折々の花々とイルミネーション、水族館と姉妹施設なのでセット券もお得。授乳室・オムツ替え台・ベビーカー貸出完備、キッズメニュー充実のレストラン多数。ホテルレオマの森(大江戸温泉物語グループ)に泊まれば朝夕の混雑を避けて朝一入園も可能です。
3. 金刀比羅宮(琴平町)
「こんぴらさん」の愛称で親しまれる海の神様。JR琴平駅から徒歩約20分で参道へ。参拝は無料。御本宮まで785段、奥社まで1,368段。所要時間は御本宮まで往復2〜3時間、奥社まで4〜5時間。対象年齢は歩ける幼児以上(子どもの体力に合わせて)。4歳で御本宮まで登り切った成功体験記も多く、家族の頑張り体験として定番。階段が難しい赤ちゃん・高齢者には「石段かご」(片道5,300円、往復6,800円/2026年時点、料金は公式要確認)や、参道途中までタクシーで上がる方法あり。参道のお土産屋、カフェ、うどん屋で休憩しながら登るのが王道。授乳室・オムツ替え台は「琴平町観光案内所」や大型旅館にあり。屋外(階段中心)。
4. 栗林公園(高松市)
国の特別名勝、ミシュラン・グリーンガイド3つ星の大名庭園。JR栗林公園北口駅から徒歩約3分。入園料は大人410円、小中学生170円、未就学児無料(料金は公式要確認)。営業時間は季節により異なり、早朝7時頃から開園。所要時間は1.5〜2時間。対象年齢は全年齢OK。ベビーカーで園内の主要園路を散策可能、和船「和船周遊」(大人620円、5歳以上310円)は子どもにも大人気。園内には茶室、レストラン、花暦の異なる6つの池と13の築山があり、四季折々の風景を楽しめます。授乳室・オムツ替え台は商工奨励館(園内)に整備。屋外メインだが、商工奨励館は屋内休憩可能。朝早い時間は人が少なく、赤ちゃん連れにおすすめです。
5. 小豆島オリーブ公園(小豆島町)
瀬戸内海を見下ろすオリーブの丘。高松港からフェリーで約60分+バスで30分。入園無料。営業時間8:30〜17:00。所要時間は2〜3時間。対象年齢は全年齢OK。約2,000本のオリーブ樹と130種以上のハーブ園、白いギリシャ風車が撮影スポット、そして実写版「魔女の宅急便」のロケセット「雑貨店コリコ」はお土産屋として営業中。ほうきを借りて「飛ぶ」写真が撮れるフォトスポットも大人気。子連れには丘の芝生広場でピクニック、天然温泉「サン・オリーブ温泉」(大人700円、小人400円/料金は公式要確認)もあり1日楽しめます。授乳室・オムツ替え台・多目的トイレ完備、ベビーカー利用OK。屋内外両方。
6. 屋島(高松市)
源平合戦の舞台として有名な、テーブルマウンテン型の山。標高293m。JR屋島駅からシャトルバスで山頂へ。山頂散策は無料、新屋島水族館は大人1,500円、小中高生800円、3歳以上500円(料金は公式要確認)。所要時間は半日。対象年齢は全年齢OK。2022年オープンの「やしまーる」(屋島山上交流拠点施設)は見晴らし抜群の建築で家族に大人気。瀬戸内海のパノラマ、獅子の霊巌展望台、屋島寺など見どころ多数。新屋島水族館は小規模ながらイルカ・アザラシショーがあり子ども向け。授乳室・オムツ替え台はやしまーるにあり、ベビーカー利用OK。屋外中心+屋内(水族館)。
7. 瀬戸大橋記念公園(坂出市)
瀬戸大橋のたもとにある、橋をテーマにした公園。JR児島駅から車で約15分(岡山側からも渡れる)、または高松・坂出方面からアクセス。入園無料、瀬戸大橋タワーは大人600円、小中学生300円(料金は公式要確認)。所要時間は2〜3時間。対象年齢は全年齢OK。広大な芝生広場、噴水、体験学習ゾーン、橋の建設過程を学べる瀬戸大橋記念館(無料)など、乗り物好き・橋好きの子どもには聖地。遊具で1日遊べるほど充実しており、ピクニックにも最適。授乳室・オムツ替え台完備、ベビーカー利用OK。屋外中心+屋内(記念館・タワー)。瀬戸大橋を下から見上げる迫力は子どもの目にも強く残ります。
8. しろとり動物園(東かがわ市)
動物との距離がとても近いふれあい型動物園。JR讃岐白鳥駅から車で約10分。入園料は大人(中学生以上)1,500円、小人(3歳以上)700円(料金は公式要確認)、営業時間9:00〜17:00(最終入園16:00)。所要時間は2〜4時間。対象年齢は1歳頃から小学生まで。日本一自由な動物園と言われ、トラ・ライオン・カンガルー・ウサギ・ヒヨコ・アルパカなど多彩な動物と至近距離で触れ合えるのが最大の魅力。園内をペンギンやフクロウが自由に歩いている場面も。授乳室・オムツ替え台あり、ベビーカー利用OK。屋外メイン。動物好きの子どもには忘れられない体験になります。
9. 高松市レクザムこども未来館(高松市)
JR高松駅から徒歩圏内の大型児童施設。入館料(プラネタリウム除く)は大人200円、高校生100円、中学生以下無料(料金は公式要確認)。プラネタリウム別途有料。所要時間は2〜3時間。対象年齢は0歳〜小学生全年齢OK。絵本コーナー、科学実験室、プラネタリウム、創作工房、屋内あそび場など、雨の日にも強い完全屋内施設。授乳室・オムツ替え台・多目的トイレ完備、ベビーカー利用OK。屋内メイン。高松駅からアクセスが良く、電車・新幹線を使うファミリーの旅程に組み込みやすい施設です。
10. 道の駅 小豆島ふるさと村(小豆島・小豆島町)
小豆島の南西岸にある複合型リゾート施設。土庄港から車で約40分。入場無料、各種体験・宿泊・プール等は有料。所要時間は半日〜1日。対象年齢は全年齢OK。瀬戸内海を望むオートキャンプ場、屋外プール(夏季)、そうめん流し体験、手延素麺作り体験、カヌー体験、貸し自転車、宿泊施設まで揃った「1日遊べる道の駅」。家族でキャンプやバーベキューも楽しめます。授乳室・オムツ替え台・多目的トイレ完備、ベビーカー利用OK。屋外中心+屋内(体験工房・レストラン)。小豆島観光の拠点として活用できる施設です。
年齢別おすすめコース
0〜2歳(赤ちゃん)コース
高松中心の屋内+公園プラン。1日目:レクザムこども未来館→栗林公園(朝の静かな時間帯)→高松で宿泊、2日目:四国水族館。赤ちゃん連れでも授乳・オムツ替えに困らず、疲れにくいスケジュールです。
3〜5歳(幼児)コース
水族館と遊園地の2大ハイライト。1日目:四国水族館→宇多津で宿泊、2日目:NEWレオマワールド(1日遊ぶ)。両施設のセット券活用で経済的にも賢いプランに。
6〜9歳(小学校低学年)コース
金刀比羅宮と小豆島の自然満喫。1日目:金刀比羅宮(御本宮まで頑張って登る)→琴平温泉で宿泊、2日目:小豆島フェリー→オリーブ公園→二十四の瞳映画村。達成感と癒しの両方を味わえます。
10〜12歳(小学校高学年)コース
歴史と文化を深く体験。1日目:屋島(源平合戦)→栗林公園→高松城跡→高松で宿泊、2日目:金刀比羅宮(奥社まで挑戦可)→丸亀城。日本の歴史と庭園美を深く味わえる骨太プラン。
季節別の楽しみ方
春(3〜5月):栗林公園・丸亀城の桜、小豆島のオリーブ新芽、高松港の花見船。気候良好、赤ちゃん連れにも優しい季節。
夏(6〜8月):小豆島の海水浴、四国水族館のナイトアクアリウム、レオマのプール、高松祭り。暑いが瀬戸内海の海風で過ごしやすい。
秋(9〜11月):栗林公園・小豆島の紅葉、オリーブ収穫祭、瀬戸内国際芸術祭(3年ごと)。気候最高、旅行のゴールデンシーズン。
冬(12〜2月):レオマのウインターファンタジー、金刀比羅宮の初詣、小豆島の寒中アート、讃岐うどん食べ歩き。降雪が少なく屋外観光もOK。
雨の日・暑い日・寒い日の屋内プラン
雨天対応としては、四国水族館(完全屋内)、NEWレオマワールドの屋内施設、高松市こども未来館が最強。他にも、香川県立ミュージアム、サンポート高松の屋内商業施設、高松空港直結の屋内施設、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館などが活用できます。
ショッピングモールはイオンモール高松・綾川、ゆめタウン高松、丸亀町グリーンに屋内キッズスペースやフードコートがあり、悪天候時の避難先に。真夏はサンポート高松の港湾エリアで海風を感じながら過ごすのも◎。琴平の温泉宿に早めにチェックインして館内で過ごすのも贅沢な一日の過ごし方です。
子連れ観光の持ち物・移動のコツ
必須持ち物:金刀比羅宮登拝用の歩きやすい靴(必須)、小豆島フェリー用の酔い止め(必要な子のみ)、日焼け止め・帽子(夏)、防寒具(冬)、水筒、雨具、母子手帳・保険証、常備薬、絆創膏。夏の瀬戸内海は日差しが強いので、日焼け対策を万全に。
移動のコツ:香川県内はJR予讃線・琴平線・高徳線で主要観光地間を効率よく移動可能。高松琴平電気鉄道(ことでん)は子どもに人気のレトロな車両。瀬戸大橋を渡って岡山へも新幹線接続可能で、両県セット旅行も快適。エリアをまたぐ場合はレンタカーが便利で、高松空港・JR高松駅・JR丸亀駅などに各社営業所あり。小豆島はレンタカーを島内で借りるか、本土から車ごとフェリーで渡る方法もあります。フェリーは予約推奨(ジャンボフェリー・四国フェリー)。
よくある質問(FAQ)
Q1. 金刀比羅宮の石段は4歳でも登れますか?
A. 多くの4歳児が御本宮(785段)まで頑張って登り切っています。大人がペースを合わせて、途中のお茶屋や休憩所で休みながら進めば十分可能。ただし当日の機嫌や体調を見て、無理せず中途で引き返す柔軟性も大切。ベビーカーは階段が多いため不向き、抱っこ紐+歩きの併用が基本です。
Q2. 四国水族館とNEWレオマワールドは1日で両方回れますか?
A. 物理的には可能ですが、どちらもフル体験には半日以上必要なので、両施設を巡るなら1泊2日推奨。レオマ内のホテル(ホテルレオマの森)に宿泊すれば、夜はイルミネーション、翌朝は開園と同時にアトラクション攻略、という贅沢プランも。
Q3. 小豆島は日帰りできますか?
A. 高松港からフェリーで約60分なので日帰りも可能ですが、島内の観光スポットが広範囲に点在するため、1泊2日がおすすめ。エンジェルロードは干潮時のみ現れるので、潮の時間表を必ず確認してください。
Q4. 讃岐うどんの「うどん打ち体験」は子どもも参加できますか?
A. 可能です。中野うどん学校(琴平)、山越うどん、わら家、さぬきうどん「るみばあちゃん」などで体験可能な場合あり。3歳頃から楽しめ、自分で打ったうどんを食べる体験は子どもに大人気です(要予約・料金は公式要確認)。
Q5. 香川旅行でおすすめの宿泊エリアは?
A. 観光の起点としては高松市内がベスト。琴平温泉は昔ながらの情緒が、レオマリゾートはテーマパーク内ステイができます。小豆島に1泊追加するなら、エンジェルロード近くの宿や池田の宿がおすすめ。家族風呂・キッズアメニティ対応の宿も各エリアにあります。
まとめ
香川県は、日本で最も面積の小さい県ながら、四国最大級の水族館、中四国最大級のテーマパーク、日本三名園、世界遺産級の金刀比羅宮、美しい離島・小豆島まで、観光資源が密度高く凝縮された稀有な子連れ旅行先です。移動距離が短く、どこへ行くにも1時間以内で着けるコンパクトさは、子どもの機嫌管理や急な体調変化に柔軟に対応できる大きなメリット。
0歳の赤ちゃんは水族館や公園で、幼児はレオマと小豆島で、小学生は金刀比羅宮の石段チャレンジで、高学年は屋島や歴史文化で——年齢ごとに「ちょうどいい難易度」の体験が用意されているのが、香川県の懐の深さです。讃岐うどん・骨付き鶏・オリーブ料理など、食の楽しみも家族旅行を盛り上げます。
宿泊先選びの参考には、当サイトの「親子連れで行きやすいホテル47都道府県」シリーズの香川県版もあわせてご覧ください。高松市内・琴平温泉・小豆島・丸亀・宇多津それぞれのエリアで、ファミリールーム・家族風呂・キッズアメニティ対応の宿を厳選してご紹介しています。観光スポットと宿を最適に組み合わせ、香川家族旅を思い出深いものに。

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