滋賀県は、日本最大の湖・琵琶湖を中心に、豊かな自然・歴史・食文化がぎゅっと詰まった「子連れ旅行の穴場」です。琵琶湖博物館は日本屈指の規模を誇り、高校生世代以下の子どもを持つ家族は常設展示が無料で入れる「スマイルカード」制度もあり、学びと遊びがコスパ抜群。山の上のパノラマテラス「びわ湖テラス」、お菓子と自然の融合「ラ コリーナ近江八幡」、酪農体験のできる「ブルーメの丘」、国宝天守と人気ゆるキャラ・ひこにゃんのコラボが楽しい「彦根城」など、屋内外の名所が粒ぞろい。京都駅から新快速でわずか10〜40分、名古屋・大阪からのアクセスも良好で、週末旅にも最適です。本記事では、0歳の赤ちゃんから小学校高学年まで家族全員が楽しめる滋賀の子連れ観光スポットを、料金・授乳室・ベビーカー対応などの実用情報とともに2026年版として徹底解説します。
滋賀県が子連れ観光におすすめな理由
滋賀県の最大の魅力は、なんといっても琵琶湖を中心に広がる豊かな自然です。県面積の約1/6を占める琵琶湖は、世界有数の古代湖として生物多様性が高く、淡水生物の学習にはうってつけの舞台。琵琶湖博物館では、湖の成り立ちから固有種の魚、湖と人の暮らしの歴史まで、五感で学べる展示が揃っています。
2つめの魅力は、子連れに優しい料金体系と無料施設の多さ。琵琶湖博物館は中学生以下無料、彦根城は小中学生200〜350円、白髭神社やメタセコイア並木などは無料でも絶景を楽しめます。県内在住の高校生世代以下の子どもを連れた家族は「スマイルカード」で琵琶湖博物館の常設展示が無料になる制度もあり、県外からの観光客でも県内施設の価格帯は全体的にリーズナブルです。
3つめは、アクセスの良さ。京都駅からJR新快速で米原まで40〜50分、草津まで20分、近江八幡まで30分、彦根まで50分。名古屋からも新幹線で米原まで25分と、関西・東海どちらからも日帰り圏内です。琵琶湖一周(ビワイチ)のドライブコースも人気で、湖岸道路を走れば子どもも大興奮の絶景が続きます。
さらに滋賀は、近江牛・鮒寿司・赤こんにゃくなどのご当地グルメに加え、クラブハリエのバームクーヘンでお馴染みのラ コリーナや、叶匠寿庵の寿長生の郷など、和洋スイーツの名店が揃う「お菓子王国」。食の楽しみが子どもにも大人にも嬉しく、旅の満足度を底上げしてくれます。京都とセットで訪れても良し、滋賀だけでのんびり2泊3日を過ごしても良し、柔軟な旅プランが組めるのも子連れに嬉しいポイントです。
子連れ観光で選ぶエリア別特徴
滋賀県は琵琶湖を挟んで南湖・東湖(湖東)・北湖・西湖(湖西)の4エリアに大別されます。それぞれの特徴を子連れ目線で整理します。
南湖エリア(大津市・草津市):京都に最も近く、日帰りにも便利。琵琶湖博物館(草津市)、MIHO MUSEUM(甲賀市)、大津プリンスホテルのプール、比叡山ドライブウェイなど、学びと遊びが揃います。草津は近江八幡や彦根への起点にも最適。
湖東エリア(近江八幡・彦根・東近江):ラ コリーナ近江八幡、彦根城、ブルーメの丘など、滋賀の人気スポットが集中。日野町のブルーメの丘は動物ふれあい、彦根はひこにゃん、近江八幡は水郷めぐり・八幡堀散策と、テーマごとに楽しめるエリアです。
湖西エリア(高島・大津西部):びわ湖バレイ・びわ湖テラス、白髭神社、メタセコイア並木、マキノ高原など、自然景観重視のエリア。ロープウェイや山上テラスから琵琶湖を見下ろす絶景が家族の記念写真にぴったりです。
湖北エリア(長浜・米原):長浜城、黒壁スクエア、長浜鉄道スクエア、奥びわ湖パークウェイ。江戸時代の宿場町と鉄道文化が学べる渋めのエリアで、乗り物好き・歴史好きのお子さま連れに最適です。
滋賀県の子連れで楽しめる観光スポット【2026年版】
1. 滋賀県立琵琶湖博物館(草津市)
エリア:南湖/最寄駅:JR「草津駅」からバス約25分/料金:大人800円・高校大学生450円、中学生以下無料/対象年齢:0歳〜/所要時間:3〜4時間/授乳室:1階、給湯設備あり/オムツ替え:あり/ベビーカー:B型無料貸出/屋内外:屋内
日本最大級の淡水生物専門博物館。古代湖・琵琶湖の成り立ちから、トンネル水槽を泳ぐビワコオオナマズ、湖の漁師文化を実寸大で再現した展示まで、子どもも大人も目を奪われる内容が充実しています。県内在住の高校生世代以下の子どもを連れた家族は、受付で「スマイルカード」を提示すると常設展示観覧料が無料(県外からの観光でも一般料金で十分楽しめます)。レストランのお子様メニュー(カレー、ハンバーグ、うどん)も子連れに嬉しいポイントです。
2. ラ コリーナ近江八幡(近江八幡市)
エリア:湖東/最寄駅:JR「近江八幡駅」からバス約10分/料金:入場無料(有料ツアーあり)/対象年齢:全年齢/所要時間:2〜3時間/授乳室:あり(要公式確認)/オムツ替え:あり/ベビーカー:敷地内OK(ツアーは段差のため不可)/屋内外:屋内外複合
バームクーヘンの「クラブハリエ」と和菓子「たねや」を擁するお菓子メーカー・たねやグループの旗艦店。屋根に芝生が植えられたメインショップは建築物としても美しく、子どもたちは自然の中を自由に走り回ったり、虫を捕まえたり、焼きたてバームクーヘンを食べ歩いたりと、のびのび過ごせます。入場無料で何時間でも滞在可能。森づくり体験ツアー(2,200円〜)やバームファクトリーツアー(30分)など有料体験もあり、特別な休日が演出できます。
3. 滋賀農業公園ブルーメの丘(日野町)
エリア:湖東/最寄駅:近江鉄道「日野駅」からバス/料金:大人1,500円・小人800円/対象年齢:全年齢/所要時間:半日/授乳室:あり/オムツ替え:あり/ベビーカー:OK/屋内外:屋外中心
ドイツの田舎町をイメージした酪農テーマパーク。ウサギ・モルモット・ヤギ・ヒツジ・アルパカ・カンガルーなどと触れ合え、高さ17mの「アルプスジム」には3歳から遊べるキッズコースも。ソーセージ・ピザ作り体験やウッドバーニングなどのクラフト体験、広大な花畑でのフォトタイムと、1日遊べる農業公園です。冬季は開園時間が短縮される点に注意。
4. 彦根城(彦根市)
エリア:湖東/最寄駅:JR「彦根駅」徒歩約15分/料金:大人800円・小中学生200円(天守+玄宮園)、彦根城博物館込みは大人1,200円/対象年齢:全年齢(天守の急階段は小学生以上向け)/所要時間:2〜3時間/授乳室:博物館内にあり/オムツ替え:あり/ベビーカー:博物館は室内用貸出あり。天守内は不可/屋内外:屋内外複合
現存12天守の1つで国宝。ゆるキャラ人気の草分け「ひこにゃん」が、通常は天気の良い日に毎日13:30〜14:00に天守前、15:00〜15:30に博物館(冠木門)に登場。土日祝の11:00〜11:30は四番町スクエアにも現れます。お子さまの記念撮影スポットとしては県内随一。天守内部の階段は急で狭いため、抱っこ紐では危険な場合も。お堀を巡る屋形船(屋形船定員あり、別途有料)も子どもに人気です。
5. びわ湖バレイ・びわ湖テラス(大津市)
エリア:湖西/最寄駅:JR「志賀駅」からバス約10分/料金:ロープウェイ往復大人4,000円・小学生2,000円・幼児(3歳以上)1,000円/対象年齢:0歳〜(インフィニティラウンジは小学生未満不可)/所要時間:半日/授乳室:山麓駅にあり/オムツ替え:あり/ベビーカー:山麓OK、山上は一部可/屋内外:屋外中心
標高1,100mの打見山山頂に広がる天空のテラス。琵琶湖を一望できる「びわ湖テラス」のパノラマは圧巻で、家族写真のベストスポット。山麓の「笹平遊びの広場」では体を動かせ、冬はスキー場として親子スキーデビューに最適。夏はジップラインやアスレチック、冬は雪遊びと、四季で楽しみ方が変わります。アソビューでの前売券購入で最大20%オフになるお得情報も。
6. 長浜鉄道スクエア(長浜市)
エリア:湖北/最寄駅:JR「長浜駅」徒歩3分/料金:大人300円・小中学生150円/対象年齢:全年齢/所要時間:1〜1.5時間/授乳室:長浜駅・黒壁スクエア周辺に複数/オムツ替え:あり/ベビーカー:OK/屋内外:屋内
日本最古の駅舎「旧長浜駅舎」を保存活用した鉄道博物館。本物のD51蒸気機関車と旧国鉄の電気機関車を間近に見学でき、運転席にも入れます。乗り物好きのお子さまは夢中になること間違いなし。周辺の黒壁スクエアでガラス工芸体験やグルメ散策もセットで楽しめます。
7. 八幡堀・近江八幡水郷めぐり(近江八幡市)
エリア:湖東/最寄駅:JR「近江八幡駅」からバス約10分/料金:水郷めぐり約2,200円〜、散策無料/対象年齢:全年齢/所要時間:1〜2時間/授乳室:周辺商業施設/オムツ替え:あり/ベビーカー:散策OK、船は抱っこ/屋内外:屋外
江戸時代の風情が残る掘割で、和船に乗ってゆったり水郷めぐりができます。時代劇のロケ地としても有名で、家族でタイムスリップ気分を味わえる絶好のスポット。石畳の散策路は桜・菖蒲・紅葉と四季折々の景色が楽しめます。
8. MIHO MUSEUM(甲賀市)
エリア:南湖/最寄駅:JR「石山駅」からバス約50分/料金:大人1,300円・高校大学生1,000円・中学生以下無料/対象年齢:5歳〜/所要時間:2〜3時間/授乳室:館内/オムツ替え:あり/ベビーカー:貸出あり/屋内外:屋内外
建築家I.M.ペイが設計した桃源郷のような美術館。春の枝垂れ桜のトンネルは写真映え抜群で、小学生以上は東洋美術・西洋美術の名品に触れる教養スポットに。中学生以下無料なのも家族連れには嬉しいポイントです。
9. マキノ高原・メタセコイア並木(高島市)
エリア:湖西/最寄駅:JR「マキノ駅」からバス約5分/料金:散策無料、マキノ高原温泉さらさは有料/対象年齢:全年齢/所要時間:1〜2時間/授乳室:マキノピックランド/オムツ替え:あり/ベビーカー:OK/屋内外:屋外
約2.4kmにわたって続くメタセコイア並木は、日本紅葉百選にも選ばれた絶景スポット。春の新緑、夏の濃緑、秋の紅葉、冬の雪景色と、四季で表情を変え、ドライブや写真撮影にぴったりです。マキノ高原のキャンプ場やキッズ向けアスレチックも併設。
10. 長浜城・豊公園(長浜市)
エリア:湖北/最寄駅:JR「長浜駅」徒歩約7分/料金:大人410円・小中学生200円/対象年齢:全年齢/所要時間:1〜2時間/授乳室:長浜駅近隣/オムツ替え:あり/ベビーカー:園内OK、天守階段あり/屋内外:屋内外
豊臣秀吉が初めて築いた居城を復元。長浜歴史博物館として運営され、最上階の展望台から琵琶湖と湖北の山並みが一望できます。周辺の豊公園には芝生広場や桜の名所があり、ピクニックに最適。黒壁スクエア、長浜鉄道スクエアとあわせて1日プランが組めます。
年齢別おすすめコース
0〜1歳:「琵琶湖博物館」で授乳室を使いながらゆったり見学→「ラ コリーナ近江八幡」でスイーツタイム。2か所とも屋内率が高く、ベビー設備も充実していて安心です。
2〜3歳:「ブルーメの丘」で動物ふれあい→「ラ コリーナ」でおやつ。動物好きな子には最高のコース。ベビーカー必須です。
4〜6歳:「琵琶湖博物館」で淡水生物に夢中→「彦根城」でひこにゃんと記念撮影。学びと観光両立のコース。
小学校低学年:「びわ湖バレイ」で標高1,100mのパノラマ体験→「長浜鉄道スクエア」でD51機関車見学。アクティブ派に最適です。
小学校高学年:「MIHO MUSEUM」で芸術鑑賞→「ビワイチドライブ」で琵琶湖一周。高学年は感受性が育つ大人っぽいコースがおすすめです。
季節別の楽しみ方
春(3〜5月):彦根城の桜(約1,200本)、海津大崎の桜並木、MIHO MUSEUMの枝垂れ桜。湖岸の桜は家族写真にぴったりです。
夏(6〜8月):琵琶湖での水遊び(近江舞子・マキノサニービーチ)、びわ湖バレイのジップライン、ブルーメの丘のハーブガーデン。琵琶湖クルーズも涼しげで人気。
秋(9〜11月):メタセコイア並木の紅葉、比叡山の紅葉、彦根城と玄宮園のライトアップ。収穫体験(ぶどう、梨、りんご)もブルーメの丘で楽しめます。
冬(12〜2月):びわ湖バレイのスキー場、長浜盆梅展、ラ コリーナのクリスマス装飾。雪景色の彦根城もフォトジェニックです。
雨の日・暑い日・寒い日の屋内プラン
琵琶湖博物館:3〜4時間楽しめる大型屋内施設。天候を気にせず一日過ごせます。
長浜鉄道スクエア+黒壁スクエア:屋内施設の連携で、雨天でも長浜をまるごと楽しめます。
彦根城博物館:屋内展示が充実。ひこにゃんが登場するのは屋外中心なので、登場時間は外で。
草津市立水生植物公園みずの森:大温室のハス・スイレンが一年中鑑賞可能で、雨の日のお散歩に。
ラ コリーナ近江八幡:メインショップ内は広い屋内空間で、雨の日のおやつタイムに最適。
子連れ観光の持ち物・移動のコツ
必携アイテム:抱っこ紐(彦根城天守、近江八幡の石畳対策)、帽子(琵琶湖岸は日陰少)、レインコート、着替え(琵琶湖で足を濡らす子多数)、日焼け止め、虫除け(ラコリーナや並木は夏場虫多め)。
移動のコツ:滋賀は車移動が圧倒的に効率的。京都駅・米原駅・草津駅でのレンタカーが便利です。公共交通のみの場合、JR琵琶湖線・湖西線が主軸で、バスは本数少なめの地区もあるため、事前に時刻表確認を。
食事:近江牛のハンバーグやしゃぶしゃぶは子どもも喜ぶ定番。琵琶湖名物の鮒寿司は大人向けですが、赤こんにゃくの煮物や近江米のおにぎりは子どもも楽しめます。ラ コリーナのバームクーヘンはお土産にも最適。
よくある質問(FAQ)
Q1. 京都から滋賀への日帰り旅行は可能?
A. はい、十分可能です。JR新快速で京都→草津20分、近江八幡30分、彦根50分。ラ コリーナ+彦根城や、琵琶湖博物館+ラ コリーナなどのコースがおすすめです。
Q2. 0歳連れで琵琶湖博物館は楽しめる?
A. 楽しめます。授乳室(1階、給湯器あり)、B型ベビーカー無料貸出、お子様メニューがあるレストラン完備で、赤ちゃん連れでも快適です。
Q3. 彦根城の天守はベビーカーで登れる?
A. 天守内部は急な階段のため、ベビーカーは不可。入口で預けるか、博物館内の室内用ベビーカーを利用してください。抱っこ紐での登城は可能ですが、急な階段に注意です。
Q4. びわ湖テラスは何歳から楽しめる?
A. 0歳から入園できますが、山上の「インフィニティラウンジ」は小学生未満は利用不可。ベビー連れは他のテラス席を利用しましょう。
Q5. ラ コリーナの入場料はかかる?
A. 入場無料。バームクーヘン焼きたての販売、カフェ、ショッピング、ツアー参加(有料)で楽しめます。
Q6. 雨の日の子連れおすすめは?
A. 琵琶湖博物館、長浜鉄道スクエア、彦根城博物館、MIHO MUSEUMなど屋内施設が豊富です。
Q7. 琵琶湖で子どもが泳げるビーチはある?
A. 近江舞子、マキノサニービーチ、松原水泳場などが子連れ人気ビーチ。遠浅で波も穏やかです。
Q8. 車がないと厳しい?
A. 琵琶湖博物館・ラ コリーナ・ブルーメの丘・びわ湖バレイは公共交通でもアクセス可能ですが、時間効率は車が圧倒的に良いです。
まとめ
滋賀県は、日本最大の湖・琵琶湖を擁する自然豊かな土地に、学び・遊び・食・歴史が凝縮された子連れ旅行の優等生。琵琶湖博物館で生物の神秘に触れ、ラ コリーナで焼きたてバームクーヘンを頬張り、彦根城でひこにゃんと記念撮影、びわ湖テラスで天空のパノラマを満喫、ブルーメの丘で動物とふれあう——1泊2日でも濃密な家族旅行ができます。京都・名古屋・大阪からのアクセスも良く、週末旅のリピーターが多いのも納得の魅力。本記事の料金・情報は2026年時点の目安であり、最新情報は必ず各公式サイトで事前確認をお願いします。
宿泊先選びに迷ったら、当サイトの「親子連れで行きやすいホテル47都道府県」の滋賀県編もぜひご覧ください。赤ちゃん歓迎プランの温泉宿、琵琶湖ビューのリゾートホテル、彦根城近くのファミリー向けシティホテルなど、子連れに優しい宿を厳選紹介しています。観光スポットと宿泊をセットでチェックして、忘れられない滋賀旅行を計画しましょう。

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